一方、西日本で同様な計画を進めているのが、ジェイエアだ。広島西飛行場を拠点に、プロペラ機(一九人乗り)でコミューター路線を展開していたが、二〇〇一年の春からCRJ-20Oを導入する。
現状では、五〇人乗りのB737での運航の維持が難しい路線でも、五〇人乗りCRJ機ならば採算に乗せることが可能ともくろみ、二〇〇二年までに四機(さらに仮発注を三機)を導入する。
路線としては、広島-福島、福島-福岡、名古屋-高知や、日航から移管される福島-札幌、名古屋-山形などを予定しているが、CRJ機で採算のとれそうな地方路線は全国に一〇〇程度あると見込んでいるので、新たな路線が期待できそうだ。
しかも幸いなことに、本拠地の広島西飛行場(旧広島空港)にジェット機の乗り入れ許可が下りた。旧広島空港は一部に騒音公害を抱えていることもあって、新空港が開港するにあたって空港を管理する県は、地元と「小型機専用の飛行場として存続する広島西飛行場にはジェット機は就航させない」との約束を取り交わしていた。
しかし、経営を発展させるには広島西飛行場にジェット機の乗り入れは不可欠と考え、ジェイエアは粘り強く交渉を重ねた。
そして、ついに地元の広島市はCRJ機の乗り入れに同意したが、最大の決め于はCRJ機はジェット機ながら広島西飛行場に就航していたプロペラ機(ジェットストリーム)よりも騒音が小さいという事実だった。
このように、ジェット機に対する誤解が解けたことで理解がいっそう進み、市街地から近い空港に定期旅客機が発着すれば、日本の空も非常に便利になる。